事業内容

事業内容


養豚って大変な仕事でしょ?!いえいえ。

今までの養豚のイメージとは違う最近の養豚のお仕事をご説明します。


柴畜産の養豚

当社は養豚の一貫生産を行っています。
養豚の仕事の流れをご紹介します。

分娩舎授乳中
分娩子豚正面

 人工授精で母豚に種付けをし、114日の妊娠期間を迎える前に、安全に出産できるよう分娩舎へ移動します。

 一頭の母豚から約8~15頭生まれます。
 生まれた子豚は、約1.2kg~2kgの小さな体です。
 生まれた直後から母豚の乳房を求め必死で歩き、乳首に吸い付き、たくさんの母乳を飲みます。
 約21~27日という短い期間で5kgから大きな子豚で約11kgまで成長します。


新肥育舎内部

 その後、母豚と別れ、次のステージ、離乳舎へ移動します。成長に合わせ徐々に管理(給餌、温度、環境)を変えながら、最後には肥育舎へ移動していきます。

 離乳舎を出るころにはおよそ35kgだった子豚が、出荷前には、大きいもので120kgの肉豚になります。豚は誕生から出荷まで約半年です。

 部署は、全部で4つあります。


1.繁殖部門(ストール)

発情チェック、母豚の種付け、妊娠鑑定、妊娠母豚のボディーコンディションを整える給餌管理など

2.繁殖部門(分娩)

子豚と、母豚のそれぞれの管理。生まれてくる子豚の為の保温の準備、母豚の出産のお手伝い、産後のケアなど

3.離乳部門

母豚から離乳した子豚の管理。温度管理と給餌管理など

4.肥育部門

出荷までの給餌、健康管理。出荷など
離乳舎での様子を動画でご覧いただけます。





はまってしまう楽しさ、やりがいが持てる仕事

 現在の当社の子豚の在庫頭数は、哺乳子豚から肥育豚まで約4700頭。

 中規模ながらも、愛情と基本的な養豚管理を順守することで、ストレスで病気になりやすい、デリケートな子豚を病気から守り、一頭でも多く元気な豚に仕上げることを念頭に、毎日精力的に取り組んでいます。


賞状

その甲斐もあり、H28.10月には、地元100件(千葉の養豚生産量は全国で2位です)の生産者の中で、当社の枝肉が1位となり、農林水産大臣賞、千葉県県知事賞など、数多くの賞を頂きました。

審査は、日本格付協会が行い、色、形、脂の厚さ、腹の厚みロース芯など、輪切りにした時の形など、数多くの審査項目からの受賞でした。大変、名誉なことです。


現状の養豚のイメージは、3Kのような地味なものではありません。

機械化、効率化が進み、重労働が払拭され、機械にはできない部分を人が管理することで、生産性の向上と共に、人の豚への愛情や責任感により、健やかな豚が育まれていきます。

同時に、働く人の適正な労働環境(残業なしの労働時間、給与、休暇、保険など)が実現し、一般企業と比べても遜色ありません。

母豚、子豚のお世話をすることによる達成感、やりがい。そして、自身の経験と、技術の向上によってプロの管理者としての成長による誇り。携わった多くの人が楽しくてのめり込んでしまう、それが養豚業なのです。

精肉イメージ